マイホームの購入を検討している方の多くは、住宅ローンを利用したいと考えているでしょう。
しかし、住居の形態によっては、住宅ローンを組む際に制限があったり審査が厳しくなったりすることがあるため注意が必要です。
今回は、中古マンションの購入でも住宅ローンを組めるのかの可否、ローンを組む際の制限や注意点を解説します。
中古マンションの購入時に住宅ローンは組める?
新築マンションだけでなく中古マンションを購入する際にも、住宅ローンを組むことが可能です。
金融機関によっては、マンションの価格分だけでなく、リフォーム・リノベーション費用や仲介手数料などの諸費用も借りられます。
しかし、その分融資額が大きくなるので、ローンの審査が厳しくなる可能性があります。
リフォーム費用などを含めたローンを組む際はより高い返済能力や信用が求められ、より慎重な資金計画を立てる必要があるといえるでしょう。
また、中古マンション購入の契約時に売主が買主に対して手付金を支払いますが、この手付金は現金で支払うことが一般的なため、住宅ローンの借入金額に含めることはできません。
▼この記事も読まれています
住宅ローン審査の流れは?基準や対策についてご紹介
中古マンション購入時の住宅ローンに制限がつくケース
中古マンション購入で住宅ローンを組む場合、物件の状態によっては融資内容に制限がつけられることがあります。
制限の1つに、ローンの返済期間が短く設定されるケースが挙げられます。
建物は、構造ごとに法定耐用年数という資産価値を保って使用できる期間が定められていますが、金融機関によっては法定耐用年数以上の返済期間を認めていません。
たとえば、鉄骨鉄筋コンクリート造の法定耐用年数は47年なので、築年数25年の中古マンションを購入する場合、ローンを22年以内に返済しなければなりません。
中古マンションのローンに関するもう1つの制限は、借入金額の制限です。
中古マンションは新築マンションよりも担保価値が低いことが多いため、融資額を制限する金融機関もみられます。
▼この記事も読まれています
不動産を現金で一括購入するメリットは?注意点とかかる費用もあわせて解説!
住宅ローンの審査に通りにくい中古マンションとは
旧耐震基準、再建築不可、借地権付きの中古マンションは住宅ローン審査にとおりにくいため注意が必要です。
1981年5月31日までに建築確認された物件は旧耐震基準となり、担保価値が低くなるために審査通過は困難です。
再建築不可物件とは、建物を解体してもその土地に新しく建物を建設できない物件のことで、不動産としての価値が低いとみなされます。
金融機関にとってリスクが高いので、審査には通らないと考えておくほうが良いでしょう。
借地権付きの物件とは、地主から土地を借りて建物を建てている物件を指します。
ローンを組んで購入するには地主の許可が必要で、自己所有の土地に比べて担保価値が低くなるため、ローン審査に通過しづらくなります。
▼この記事も読まれています
家の災害保険である火災保険や地震保険の内容は?加入の必要性についても解説
まとめ
中古マンションの購入においても、新築マンション同様に住宅ローンを組めますが、返済期間・借入金額の制限を受ける可能性があります。
また、住宅ローンの審査にとおりにくい物件もあるため、中古マンションを購入する前に耐震基準や再建築可能かどうかといった点を確認しておきましょう。
私たち西和ホーム株式会社は、草津市を中心に豊富な売買物件を取り扱っております。
不動産に関するお悩みがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
弊社へのお問い合わせはこちらをクリック↓

西和ホーム株式会社 スタッフブログ編集部
弊社は、草津市を中心に不動産業とリフォーム業に取り組んでいる不動産会社でございます。「中古物件探し」から「リフォーム・リノベーション」まで全てをワンストップで対応可能です。ブログでは不動産売却・購入に関連した記事をご提供します。